入院中に気にかけておきたいこと

高齢者は体力や筋力の低下により、運動不足になる人が少なくありません。入院するとさらに入院中は病室での生活が主になるためそれがより顕著になり、筋力が極端に低下して歩行が困難になるケースがあります。

また身体を動かさないと、筋力低下に加えて冷え性を発症する可能性があります。高齢者は若年層や中年層よりも筋力が衰えており、寝たきり生活をきっかけに短期間で状態が悪くなるケースがあるのです。

筋力の低下は入院日数に比例することが多いです。つまり、入院期間が長くなれば長くなるだけ、筋力は衰えてしまいます。長期入院は避けたいところですが、避けたいからと言って避けられるものではないため、寝たきりの状態をできるだけ避けることが大切です。

筋力を維持するには高齢者の身体に無理をかけない程度の運動が役立ちます。さらにそれにより脳機能の低下も避けられます。お見舞いに来たときに散歩に誘うなどして、それとなく体を動かすように促しましょう。ただ運動してと言うよりも、一緒にやろうと声をかけたほうが、行動してくれる可能性が高くなります。

また、入院生活は規則正しい生活ではありますが、生活リズムがパターン化することでストレスを感じる高齢者が少なくありません。ストレスが原因で怒りっぽくなる、モノに当たるというように性格が変わってしまう高齢者もいます。認知症の高齢者だと症状に拍車をかける場合があるので、その人に合った気晴らしを考えておくことが大切です。