高齢者の入院に多い原因や生活上の問題点

入院する原因は怪我や病気などの体調不良が主です。高齢者も例外ではありませんが、加齢による体力の低下から若い人よりも体調不良に陥りやすいのも事実です。入院患者の割合も高齢者が多数を占めていますが、これは年齢による体力の低下がもたらした結果です。

また、体調が改善するまで時間がかかるのも高齢者に多く見られる問題です。似たような疾患でも高齢者は体力の低下から治るのが遅いため、入院が長期化しやすくなります。数か月以上の長期入院になることも珍しくありません。そのため、病院によっては高齢者の入院を断る所もあります。また、検査入院のように数日ほどの短期入院も高齢者の割合が多数を占めています。

体力が低下している高齢者は短期間で病気が重篤化しやすいため、そのような事態を避けるためにもこまめな検査が欠かせません。病気によっては入念な検査が必要になるため、数日ほどですが入院を行うことになります。

病気以外の原因としては捻挫や骨折などの怪我がありますが、これも高齢者の割合が多い傾向にあります。加齢による体力の低下は自覚しにくいことから、気づかないうちに無理をしてしまい、怪我を負ってしまうケースは少なくありません。痛みを感じる神経も働きが鈍くなっていることから、怪我を負っていることに気が付くのが遅れてしまうこともあります。

入院は短期間でも結構な出費になることから、経済的な負担を軽減させるためにも毎日の暮らしの中で体調管理や安全に気を配ることが重要と言えるでしょう。